看護事例について

CASE STUDY

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妄想性障害・40代男性の場合

訪問看護導入前

内服薬の飲み忘れや飲みこぼしが多く服薬管理が適切に行えず、被害妄想や幻聴の症状が強く外出に億劫であったり不眠が目立っていた。

訪問看護導入後

本人と相談の元、本人に合わせた服薬管理を提案し、定期的に訪問し服薬確認を実施・指導していくことで規則正しく内服することが可能となった。そのことで不眠は改善し日中活動を実施することができた。

統合失調症・20代男性の場合

訪問看護導入前

退院直後であり、どのように療養生活を過ごすのか、服薬を継続していくこと、症状の再燃に対して不安を抱えていた。発症前に強いストレスや疲労感を抱えてしまい誰にも相談することができなかった背景があった。

訪問看護導入後

復職が目的であったため、本人・家族と相談し段階的に目標を設定し、社会復帰へのサポートを行うことで自主的に活動に取り組むようになった。また疾患に対する理解を深めてもらうことで服薬に対するアドヒアランスが向上した。併せて、家族と訪問看護師(第三者)も含めた面談の機会を定期的に設け、本人の抱えるストレスや不安の表出の機会につながった。

パーソナリティ障害・30代男性の場合

訪問看護導入前

他者と関わることや他者の視線に晒されることに苦痛が強く、自閉的な生活を送っていた。摂食行動に偏りが強く、日常生活でストレスを感じることがあると過食嘔吐をしてしまい服薬も不規則な状況だった。

訪問看護導入後

導入後しばらくは本人から話すこともなく、看護師の話を聞いたり質問に答える程度の状態であった。支援を継続する中で自身が抱えている苦痛や悩みの表出があり、共感を示しつつ看護師と一緒に治療目標を設定し、支持的に関わった。次第に摂食状況や生活リズムも改善し、目標だった就労に向けての作業所の通所(社会復帰)につながった。

双極性障害50代男性の場合

訪問看護導入前

定期的に訪れる気分の変動から、うつ病期は引きこもり状態となり、時には定期受診が滞ってしまい服薬が定期的に行えない。家族が遠方であることから積極的な支援を受けることが難しく、本人の精神症状の変化に振り回される状況があった。

訪問看護導入後

定期的に訪問することで精神症状に合わせた生活指導を実施したことで精神症状に左右されることなく日課のウォーキングを定着することができた。また本人の症状や気分や合わせながら、時には家族と協働し受診を促すことで受診継続ができた。家族の精神的負担が軽減したとともに症状コントロールのための定期的な服薬にもつながった。

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